多くの男性が望んでいる部屋に書斎があります。
上の写真は、開いた状態と閉じた状態の 二通りの使い方のできる書斎です。 開いた状態の時には、リビングの続き間となり、 家族の団欒の場となります。
閉じると、限定空間としての書斎となります。 机は書斎の短辺方向に設けてあります。 それにより視界が絞られ、集中力が増します。 読書、物書きに疲れたら、ごろりと横になります。 それができるよう広さを確保し、 畳仕上としています。 蔵書は畳下の収納へ納めています。
この書斎は閉じることで限定空間になりますが、 完全な独立ではなく、引き戸という仕切りによって、 リビングにいる家族の気配が伝わってきます。 柔らかく区切られた書斎です。
下の写真は、完全に個室になっている書斎です。 本棚に囲まれ、作り付けのデスクに座り、 集中して本に向かいます。
ここでも机は短辺方向に設けてあり集中力を高めます。 書斎の壁面はほとんどが書架になっています。
机の場所は、前面に窓、右側には掲示スペースがあり、 この部分の書架密度は低くなります。 そのことにより、他の部分と雰囲気を異にし、 活動の場所であることを示すことができています。
さらに、この書斎は2階建てになっており、 ご主人の膨大な蔵書を収納可能にしています。 1階の天井=2階の床はすのこ状になっており、 1,2階が分断されることなく、 一体の空間となります。 すのこを通して光が1階へ降りてきます。
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