2020年10月16日
カテゴリ:コラム
2020年10月16日
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2020年10月16日
高齢者の住まい-2 |
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この住宅も先に紹介した住宅と同じ特徴を持っています。 高齢者の居室と水周りとの関係です。 この住宅にお住まいの方は、介護を必要とする70代の方です。 |
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ここえでは、高齢者居室に前室を連続させ、 そこからトイレ、洗面・脱衣を連続させました。 この前室は、大きなシンクを設け、 汚れたものを前洗いすることができるようになっています。 この居室に隣接して、居間を設けています。 |
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高齢期の住まいでは、 介護サービスなど家族以外の人が家庭内に入ってくる可能性も増しますので、 その点の考慮も必要です(プライバシー、物や情報の管理・共有など)。 また、バリアフリー改修などの場合にも、精神的な充実のためには、 物理的解決策を提示するだけでなく、 きちんと「どう暮らしたいのか」を聞くことが大切。 その「暮らしイメージ」の実現のために 「物理的な工夫」が必要なのだということを意識しておきたいと考えています。 |
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カテゴリ:コラム
2020年10月16日
2世帯住宅-1 |
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二世帯住宅づくりの前に ※ 一般的に言われる「二世帯住宅設計のポイント」です。
1.メリットとデメリットを理解する
メリット ・お互いの助け合い(病気のとき・子育て・防犯など) ・精神的な充実(多世代交流・安心感など) ・文化の継承(歳時記・習慣など)
注意が必要な点 ・生活リズムの違い(子育て世代と熟年世代) ・プライバシーの確保(お互いの専用スペースの確保) ・文化、価値観の違い(食事の趣向・ライフスタイルなど)
二世帯同居には、助け合う安心感や豊かな世代間交流など、魅力的な要素があります。 その一方で、家族であってもお互いが尊重しあう配慮が必要となります。 特に、ライフステージ(子育て世代と熟年世代)が違うため、生活のリズムが合わない場合が多くあります。 それまでに出来上がってきた生活リズムを崩すことはなかなか出来ません。 どちらか一方があわせようとすると、お互いのストレスとなりかねません。 まずは、お互いの生活を理解することが必要です。
2.自分たちにあった二世帯住宅のタイプは? 二世帯同居のメリットを最大限に生かすには、住まい方を考え、 それにあった住まいをつくることで、デメリットを克服することです。 設計初期の段階で、「共有する部分」と「分離する部分」をしっかりと相互理解し、 そのルールをプランに反映させることが必要です。
4つの基本プラン ①共有タイプ 玄関はひとつ。キッチンやお風呂などは、世帯ごとに設けるか、共有するか、 共有の度合いや広さによって様々なパターンが考えられます。 間取りの工夫によって、それぞれ独立性を高めたり、共用ゾーンを多くとったりすることも可能です。
②上下分離・内階段タイプ 一階に玄関を二つ設け、上下階で住み分けるタイプです。独立した玄関と専用階段があり、 世帯ゾーンが上下に明確に分離され、独立性は共用タイプより高くなります。 内部にドアを設けることで、必要に応じて二つの世帯のコミュニケーションが図れます。
③上下分離・外階段タイプ 一階、二階にそれぞれ玄関を設け、世帯ゾーンを完全に上下に独立させたタイプ。 二階へは、外階段で上がります。内階段タイプより二世帯間の独立性は高くなっています。 内階段・外階段タイプ共、中庭や吹抜などで両世帯間の気配を伝え合うなどの工夫で二世帯住宅の良さを高めることも可能です。
④連棟分離タイプ 集合住宅のように壁を挟んで2軒の家が隣り合わせになったタイプです。 内壁で仕切られているので、生活音に気を使いません。 また、交流を高めたければ、間に扉を設けたり、中庭やベランダで行き来したりと、工夫次第です。 |
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2020年10月16日
2世帯住宅-2 |
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3.ゾーニング計画・動線計画
二世帯住宅には、3つのゾーンが出来ます。「親世帯ゾーン」「子世帯ゾーン」「共有ゾーン」です。 これら3つのゾーンを明確にして、住む人の意識と動線を整理することが必要です。 ゾーンの明確化は、プライバシーの確保や交流の度合いに反映されますので、 お互いの意見を出し合って、確認しておく必要があります。
4.要望の洗い出し・調整 それぞれのゾーンに必要な部屋・空間や、設備、またそれぞれどの位の広さが欲しいのか、 まずは要望を出し切ることが必要です。 ちろん、面積や予算を考えると全部実現することは難しいのですが、 最初からあきらめてしまうと、後々後悔することになりかねません。 まずは家族全員の夢と希望を全部出し切った上で、優先順位をつけていくことです。 その際には、どうしても意見がぶつかりがちですが、設計者の第3者的な意見も参考になります。 それぞれの要望は、「間取り」「広さ」「設備」「仕上げ」「その他」に分類すると、 優先順位をつけやすくなります。「間取り」「広さ」については、家族の意見だけでなく、 全体の面積とのバランスや使い勝手など設計者のアドバイスが必要となります。 「設備」や「仕上げ」は、全体予算に大きく影響されます。 日々の使用頻度やメンテナンスなどを考慮し、柔軟に対応していくことが大切です。
5.設計者は調整役でもある 家族関係やライフスタイル、理想の家は自分たちが一番良く知っている。 その通りではありますが、家づくりの当事者ゆえに見えないこと・お互いに言い出しづらいことなども多いかと思います。 家づくりの参加人数が多いほど「誤解」や「遠慮」も多くなります。 私たち設計者は、単に「間取り」をつくるのではなく、そこでの快適な「暮らし」を提案していきます。 少しでも気になることがあれば、何でもお聞かせください。第3者的な視点に立ってアドバイスをしたいと思います。
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2020年10月16日
北側の部屋に光を取り込む |
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住宅密集地で、光を取り入れるのは大変なこと。 隣家が迫っていて、壁面のサッシ窓では 十分な光を確保することができないことが多いようです。 そこで、よくつかわれるのがトップライト(天窓)です。 屋根の上には建物はなく空だけがあります。 それを利用しているのがトップライトです。 とても当たり前の話ですが、少し詳しく話をします。トップライトは空に向かって開いているので、 日中のほとんどの時間帯で光の取入が可能です。 そして、取り入れている光は、 上からの光であり(天空光といいます)、 この取り入れる光の種類の違いが、 壁面のサッシとの一番の違いです。建築基準法では、部屋の広さによって、 採光の量が決められていまが、 トップライトの場合は、壁面のサッシの3倍として、 計算していいことになっています。トップライトのこの特徴によって、 曇りの日でも明るさを確保できます。 また、北側の部屋で明るさを確保すしたいときにも、 有効な手段の一つとして使われます。 北向きの傾斜屋根にトップライトを取り付けると、 写真は、施工中の住宅の写真です。 ふたつの場所はともに、子ども達の遊び場−プレイルーム−です。 入口と出口の高低差が大きいほど、 トップライトは天井近くにたまった熱気を抜くことができ、 北側の部屋だからと、あきらめないで、 |
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2020年10月16日
赤羽の家
無垢のキッチンが真ん中、みんなが寄り添う家族時間。
東京・北区の住宅街に立つ親子3人の住宅です。共働きで忙しい毎日を送るご家族ですが、 家では家族の気配をいつでも感じていたい、そんな住まいにしたいとお施主さんと話しました。1階にパブリック、2階にプライベート、両者をつなぐ中2階に浴室とバステラスを設けています。1階の中心は厚さ4cmの無垢のカウンター。これを取り囲むようにキッチン・リビング、そして、書斎もかねる和室が位置します。キッチンの床を下げることで、キッチンのお母さんと和室のお父さん、そしてリビングで遊ぶ子どもの目線がそろいます。また、お施主さんの「なるべく国産材を使いたい」という言葉からは、子ども達の未来を見つめる確かな気持ちがうかがえました。
【データ】
家族構成:夫婦+子ども1人
述床面積:101.99m2
東京都北区
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2020年10月16日
多摩の家 |
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賃貸を併用した夫婦の時間を楽しむ住まい | ||||||||||
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カテゴリ:事例
2020年10月16日
東十条の家 |
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間口が小さくても大丈夫。設計の工夫で光・風・広がりをあきらめない。 | ||||||||||
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カテゴリ:事例
2020年10月16日
設計事例 |
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二世帯のほどよい距離感がつくる、大人家族の大人時間。 | |||
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カテゴリ:事例