2020年10月16日
私達は「家のことを楽しもう!」というコンセプトで住まいを設計しています。
家の中では家族の悲喜こもごも、いろんなことがありますが、家事も大切な家のコトです。
ここ十年くらい、住宅業界では「家事ラク」というキーワードが流行っているように、
家づくりの際に、「家事」はとても重要なテーマになってきました。
キッチンのあり方だったり、家事動線、さらにはワークライフバランスについてまで、
家づくりでのお客様と家事についてのお話すると、それはそれは話がいろいろと広がっていきます。
その中で思うこと。
家事はだれもがやっているけれど、十人十色のやり方があるということです。
家族が違ってライフスタイルが違うのだから、家事の形も違うのが当たり前なのですが、
家事について友達と語ることは少なく、むしろ(ズボラっぷりは)隠しておきたい(笑)。
自分の家事と、他の家の家事との違いを知る機会って意外とないものです。
だから、住まいへの要望を聞く中で家事の話になると、本当に面白いです。
「へぇ〜、そんな家族ルールがあるんですね〜。」
と、私も仕事を忘れて(いや、忘れません)、話に花が咲いてしまいます。
なかには
「パパ(ご主人)に○○をやってほしいんだけど・・・」
「奥さん、片づけが超苦手で・・・」
という、普段は言えないコトバがポロリと出てきたり。
そんなふうに家事を考える時間も「家のことを楽しむ」時間です。
住む人たちが自分たちの家事のカタチ、暮らしのカタチをわかっていて、
私達「設計する人」に共有してくれれば、最適な家事空間をご提案する自信はあります!ので、
家づくりをきっかけに、家族で家事をして、家事がたのしい時間となってくれればいいなぁと
思っています。
カテゴリ:コラム