2020年10月16日
家のメンテナンス(ペンキ塗り)
私達は、縁側や土間、リビングから続くウッドデッキなど、
内と外の中間領域に気持ちの良い場所の提案をしています。
できればその場所には居心地良く、木をつかえればと思っています。
外部木部は、どうしても住みながらの手入れが必要になりますので、
だいたい1年半〜2年に一度の間隔で塗り直しをしています。
今年で11年目になる我が家ですが、工事中、現場を見ていた時のこと。
近くの不動産屋さんが通りかかり、私のことを施主でも設計者でもない近所の人と思ったのか、、
「あ〜、あの木の手摺とかね、最初は雰囲気があるんだけど、すぐにダメになるよ。
もって3年ってとこじゃないかなぁ…」
なんて、教えてくれたのでした。
「へぇ〜、そうなんですか〜」
って応えていましたけど、内心カチンと来ました(笑)
その後、年末の大そうじの時期や、春休みの時期をつかって、
ペンキ塗りに励んでいますが、10年経った今も、まだまだ大丈夫です。
それまでは、ペンキ塗りって結構大変そうだわ・・と思っていたのですが、
やってみると、思ったほどではなくて、子どもたちも巻き込んでの
ちょっとしたイベントにもなっています。
(子どもたちもいい戦力になっています)
最近は、なるべくメンテナンスが必要ない建材がでていますし、お施主さんも苦手意識が多いようです。
確かに、メンテナンスフリーであることは、住まいを長く使う上で有利な条件ともいえますが、
こんなふうに「定期的に観察して手を入れねばならない」という素材の方が、実は長く使えるのでは、、
と、思います。
ただ、「お施主さんが脚立程度で手が届いて、自分でメンテナンスできること」という条件も必要ですので、
その点は要注意です。
カテゴリ:コラム