2020年10月16日
ランドセルの居場所
いきなりですが、、、ランドセルの片づけに困っているご家庭、結構多いようです(笑)
(わが家もご多分に漏れず・・)
本来は子ども部屋の学習机や子どものロッカーなど、ランドセル置き場があるはずなのに、
いつもリビングのど真ん中にフタがどーんと開いたまま。
お母さんが毎日小言を言って子ども部屋へ片づけさせる。
なんで変わらないのでしょ〜、と嘆く声を少なからず聞いてきました。
それはね、ズバリめんどくさいからです。
子どもがランドセルを下ろす、というのは、
大人が大事なプレゼンを無事に終えて、「あぁ〜!」と伸びをするようなもの。
…らしい(笑)
そんな解放感のときに、たとえ子ども部屋が同じ階にあったとしても、
「まずは定位置において」というのは、
「大事な会議が終わって、机に戻ったらすぐ議事録仕上げてね」というようなもの。
…らしい(笑)
もちろん、それが当たり前のこととしてできる人もいるけれど、
出来ないには出来ないという(本人なりの)理由があるようです。
まずは帰ってきたらお母さんと話したいし、リビングに直行したいというのが
子どもの正直な、そしてとってもかわいいホンネだと思います。
だったら、まずはリビングにランドセルの仮置き場をつくるのもよいかもしれません。
リビング学習が多くなっていますから、実際にそのようにされているご家庭も多いでしょうし、
市販の家具でも、リビングに置くためのランドセル収納も色々とでています。
片づけがうまくいかないモノがあったとしたら、一連の動作の中で
なんらかの「めんどうくさいポイント」があるはずですので、
(今回のランドセルの場合は、しまう場所が遠い)
その原因をさぐることで、解決策が見つかるかもしれません。
家づくりの際には、こんな片づけのお悩みもぜひ設計者にぶつけてみてくださいね。
私たちは、暮らす人の行動から、どんな人と物の動線がよいのか、それを考えますので。
毎日の行動のクセなどは、その人らしい住まいをつくる、絶好の「種」なんですよ^^。
村上建築設計室では、「子どものコーナーづくり」「子ども部屋リフォーム」設計も承っています。
お気軽にお問い合わせくださいね。
※ランドセルの写真は娘に協力してもらった演出・・・ではなく、低学年のころの日常でした(笑)。
カテゴリ:コラム