コラム

趣味を楽しむ住まい-1〜男の料理

趣味を楽しむ住まい-1〜男の料理

男の料理を楽しんでいる二つのお住まいです。
実はどちらのご主人もプロの料理人です。
お仕事場では時間と戦いながら集中して、
家では家族の笑顔と自分の楽しみのために、
リラックスして、家族と話しながら
和やかな気分で作ります。

一つ目のお宅は、体の大きなご主人の男料理。
キッチンのサイズを一般より少し大きめの、
長さ3mのものを使っています。

背面には、冷蔵庫、食器棚、キッチン収納が、
レストラン厨房のように機能的に配されています。

お客さんを迎えるときは、
キッチンの前のリビングに大きなテーブルをだします。
これも大きめなもので、180cm×90cmあります。

料理を出しやすいようにキッチンの居間側に、
配膳のためのカウンター(奥行き35cm)を設けています。
お招きいただいたときにご主人の料理をいただきました。
どんどん出てくる料理を置くために、
奥行き35cmのカウンターは必要だと、
つくづく思いました。

ご主人そして奥様から、たくさんのイメージをいただき、
このご家族のための、キッチンを中心とした、
とてもとても素敵なお住まいが出来上がりました。

OgawaKitchenDining2.png
二つ目のお宅は中華のコックさんをしているご主人の男料理。
このお宅は夫婦で料理をすることが多いのも特徴の一つです。
キッチン構成はアイランド型の流し+調理台と、
壁付のガスレンジ2台。

1台は家庭用レンジ、もう1台は業務用中華レンジです。

業務用の機器を入れる時には、
換気に気を付けなくてはなりませ。
2万キロカロリーの中華コンロには、
それなりの排気能力の換気扇が必要です。

調理中の湯気、油を配慮して、
お店で使うような大きなフードを作りました。
ステンレス製の独立した形ですと、
いかにも「業務」っぽくなるので壁の仕上げと同じにして、
内側は前面と同じキッチンパネルとしています。

中華レンジを使わないときは、
ステンレス製のふたをして作業台として使っています。

調理が終われば調理台が配膳台になり、
連続する、同じ樹種で作られたテーブルへと流れています。
非常にコンパクトな動線で、ワイルドな料理の完成です。
機能性を徹底的に追及したキッチンです。

 

Suzuki+kitchen.jpg
 
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