コラム

リフォーム-注意点-

リフォーム-注意点-

構造の違いによるリフォームの注意点

・戸建て
木造の戸建ては家の中に柱がいくつもあります。
また、構造に必要な壁(構造壁)があります。
構造壁をとる場合には、構造検討をして、
壁の量が足りているかどうかの確認をする必要があります。
足りない場合は、その分をどこかに設けなければ行けません。

柱は基本的に取り外さない方向で考えます。
壁を取り払った後に出てきたっ柱を上手に使って、
場所つくりのきっかけにします。
緩やかに空間をつなげ、やわらかく区切る、
柱をそのように考えています。

9moku.jpg
10moku.jpg
構造のことを考えるときに、
ひとつ重要な年があります。
新耐震法(地震に対する新しい基準)が1981年に施行されました。
それ以前に建てられた住宅は地震に対して、
今の基準に適合していませんので、
耐震改修を含めて考えることが必要です。 

 

 

・マンション
マンションは鉄筋コンクリート造(RC造)で、
住戸の中に柱はありませんので、
構造的にはワンルームのような状態です。
平面図の黒い部分が構造上必要な部分。
それ以外の白いところは動かすことができる壁です。
木造建築と比べて自由度は高いといえます。

 

11man.jpg
マンションで注意する点は、
パイプスペース(PS)の位置です。
キッチンやトイレ、浴室などの水周りの位置を変更する場合、
制約が出てくる可能性があります。
また、仕上げの床(フローリング)と、
その下のコンクリートの床との間(すきま)に、
給排水管が配管されています。
排水管は勾配をつける必要があるので、
水周りをPSから遠い位置に移すときには、
すきまがどのくらいあるかを確認する必要があります。
12man.jpg
このページの先頭へ

トップへ戻る